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第3回 子育て
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6月〜7月にかけては、知床の大地のいたるところでエゾシカの赤ちゃんや野鳥など、いろいろな動物たちの命が誕生する季節。どこの親も大忙しの毎日が続く。
海岸草原では、ハマナスの樹の上にホオアカを見つけた。知床では海岸草原など低地で繁殖するため夏鳥として観察することができる。近くに営巣しているのだろう。口にバッタのようなものをくわえ、巣に運ぶ途中のようだ。この時期の雛はいくら食べても足りないくらい。ひっきりなしに食べ物となる昆虫を捕りに行っては戻ってきてを繰り返していた。
別の樹にはノビタキのカップルがいた。春、まっさきにこの鳥を見つけるとちょっとうれしさを感じるものだ。今の夏の季節は彼らも子育てに忙しい様子。このカップルはヤマブドウのツルの中に営巣しているのだろうか。中に姿を隠しては出てきて回りの様子を伺っている。秋がやってくる9月ごろには子育ても終え、草原から姿を消し越冬地への旅をはじめる。
知床の短い夏の中で、必死に生きている姿を探してみよう 。
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| ホオアカ(Emberiza fucata) |
ノビタキのカップル(Saxicola torquata) |
知床ネイチャーオフィス
自然解説員 藤川友敬 |