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第7回 雪景色
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12月にも入り、知床にも雪の便りが届いた。日に日に少しずつ積雪が増えてくる。森の中も柔らかい新雪で覆われてしまった。動物たちも食べ物を探しに歩き回っているようだ。いたるところにエゾシカの足跡が残されている。
つかの間の晴れ間、気温もそんなに寒くない日だったので、森の中を歩くことにした。すると、ガの仲間の幼虫だろうか?雪の上にポツポツと散らばるように、何匹も動かなくなっているのを見つけた。気温が氷点下を下回らなかったこともあったのだろう。越冬しようとしていた幼虫が、小春日和の陽気に誘われて、出てきてしまったのではないだろうか。出てきたはいいが、気温が低く十分活動できないまま死んでしまったと思われる。その他にもハエの仲間やカの仲間、数種類の昆虫が雪の上で活動していた。冬の餌が少ない時期に、森の野鳥達にとって、このような小さな虫達が貴重な食べ物に違いない。
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| 雪上についたエゾシカの足跡 |
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| 雪の上で動かなくなったガの仲間の幼虫 |
知床ネイチャーオフィス
自然解説員 藤川友敬 |