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| ───────────────────────────────── 第24回 今冬のお薦め洋書 ───────────────────────────────── 〈日本に関係する新刊・洋書〉 最近は、海外へ探鳥に出かけることも珍しくなくなりました。当然のことながら、訪れる国や地域の図鑑が必要になりますが、調べてみると、世界各国の英語版の図鑑がたくさんあることに驚かれるかもしれません。しかし逆の立場でみると、英語版の日本の図鑑がないことに気付きます。かつて、『A field guide to the bird of Japan』((財)日本野鳥の会)というハンディな英語版の図鑑がありましたが、発行からすでに20年以上が経過しており、今や幻の図鑑として、インターネットでは高値で取り引きされています。なかには5万円以上の値を付けていたものもあり、需要に対して、それに応える図鑑がないことが示された現象と考えられます。 しかし最近、その値段が下がったように思います。そうです、日本に関係する英語版の図鑑が相次いで発行されたのです。洋書を読み解くには慣れが必要ですが、それが自国の図鑑であれば、解説も分かりやすいはずです。また、日本における珍鳥を調べる際には隣接する地域の図鑑を見ることになりますが、今回ご紹介する図鑑は日本や日本周辺をも網羅した図鑑ですので、お持ちになっていれば、いつか役立つ日が来ることでしょう。
さらに来春には、日本でもお馴染みのMark Brazil氏による『Birds of East Asia(China,Taiwan,Korea,Japan,Russia)』の発売も予定されており、図鑑や書籍的には、極東地域は注目のエリアのようです。 また日本鳥学会から、『鳥類学用語集』という書籍が発行されているのをご存じでしょうか。この用語集には鳥類学に関わる専門用語が、英和・和英とも各6,000語以上収録されており、論文執筆や翻訳にとても便利です。研究者向けの専門用語集として活用されますが、英語と日本語を対比させた構成は、一般のバーダーが図鑑を読み解く際にも役に立つはずです。 〈Watch Your Step・冬の装備は足元から〉 この冬は、ハクガンの飛来数が多いようですね。北海道で確認されていた25羽は日本海側に南下するか、伊豆沼に飛来するか注目されてましたが、結局は日本海側に移動したようです。厳冬期には、わざわざ寒いところを選んで探鳥に出かける方も多いことでしょう。日本には稀にしか飛来しないカモメやカモを求めて北海道に出かけたり、オオマシコやイスカなどの赤い鳥を求めて積雪のある山を歩くのも楽しいものです。 しかし厳しい自然の中で、安全・快適に鳥見を楽しむには、それなりの準備が必要になります。なかでも、忘れがちなのが足元の装備です。 報じられる気温は地表の温度ではないため、気温は0度より高くても路面は凍ります。北海道の一部では路面の温度を表示している道路がありますが、これは路面凍結の危険性をドライバーに知らせるためです。車を運転する方は充分に気を付けなくてはなりませんが、運転されない方も、簡単に靴に着脱できる滑り止めを用意されることをお薦めいたします。できれば、足の裏を覆うようなタイプのものの方が安心です。伸縮性のあるゴム製の滑り止めは爪先と踵で固定しますが、着脱も簡単でずれにくい構造となっています。凍結路面では、私自身が何度も怖い目に遭っているだけでなく、実際に転倒して怪我をしたり、高価な機材を破損させたりしている方も少なくないようです。また、訪問先が大都市だからといっても油断は大敵です。大都市のターミナル駅や空港を出た途端に路面が凍結している…といったことも少なくありません。 楽しい鳥見のために、「転ばぬ先の滑り止め」を、どうぞお忘れなく! Hobby's World 吉成 才丈 |