“IXY DIGITAL 2000 IS”は、「IXY DIGITAL 1000」(2006年10月発売)の後継機種で、機能とデザインを一新した、IXY DIGITALシリーズのフラッグシップモデルです。新設計の3.7倍光学ズームレンズと、超高精細12.1メガピクセルCCDを搭載しています。ボディ外装には、軽い、強い、錆びにくいなどの優れた特性を備える純チタンを採用し、「Curvature Design」の流麗なフォルムと合わせて、高級感あふれるデザインに仕上げました。さらに、広い色再現領域を実現した高精細・広視野角の液晶パネルと、反射光・キズ・汚れ対策を施した保護カバーを組み合わせた2.5型「クリアライブ液晶」モニターを採用しています。

※ニュースリリースより抜粋
 
希望小売価格:オープン価格
発売日: 2007年9月21日

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◎インターフェイス
 
・液晶モニター
  キャノン独自のクリアライブ液晶(広視野角2.5型、約23.0万画素、視野率:100%)採用の液晶画面は、見え味や視認性が高く他のデジスコ向きデジカメの中ではとても見易く秀逸です。ピントの山も掴みやすく液晶モニターフード使用時も良好な見え方です。撮影時の画面表示は情報表示の有無、スルー画面表示無しの3種が選択可能。表示情報量も豊富で設定状況を把握しやすくなっています。水平出しに便利なグリッドライン表示も可能で、更に電池残量も液晶モニター上に3段階で表示されるようになりました。情報表示は構図決定の際表示が邪魔になる場合は、表示なしを選択するとよいでしょう。
 
◎操作性
 
・機能設定
  MENU構成、ファンクションボタンによる設定は、直感的に操作ができわかりやすいものとなっています。再生ボタンが独立しましたので、撮影後の画像確認がしやすくなりました。
また、イージーダイレクトボタンには撮影機能を1つ設定できるようになりましたので、露出設定に有効な「露出補正」を割り当てることをお勧めします。ワンボタン操作で露出補正が可能となります。測光方式にスポット測光を設定した場合、電源OFFすると設定がクリアされてしまいますので、スポット測光を多用する方は注意が必要です。レポート後述にデジスコ撮影用推奨設定を掲載しているので、参考にしてください。
・連写性能
  画像サイズ12M(スーパーファイン)設定時、30秒間連写でシャッターを切り続けるテストでは、最大約1.56コマ/秒を記録、メモリー容量まで連写可能でした。(※)再レリーズ後の立ち上がりもコンパクトデジタルカメラ1/1.7型CCD 1200万画素クラスの中では最速の部類に入ります。連写性能はメモリー書き込み速度に依存しますので、高速タイプSDメモリーカードの使用をお勧めします。連写設定は電源OFF時クリアされてしまいますので、電源を投入した時には必ず連写設定を行ってください。最近のコンパクトデジタルカメラ全般に言えることなのですが、連写設定がクリアされてしまう機種が多く、今後改善を望むところです。
※株式会社デジスコドットコム調べ: Transcend社製 2GB 150倍速 SDメモリーカード使用時
・AF応答性
  AF応答性能はとにかく瞬速です。シャッターボタン半押しでサクサクとピント合焦マークが表示されます。AF精度も優秀ですので、実際の撮影ではAF任せがよいでしょう。AF設定(MENUのAFフレーム設定)はAiAFよりもピントの歩留まりが良好な中央、フレームサイズは小をお勧めいたします。もし、フレームサイズ小でAFが迷ってしまう場合は標準に変更してみましょう。
・動作性能
  電源投入後の立ち上がりから設定画面の操作、撮影時などレスポンスは良好でキビキビと動作します。タッチホイールも使いやすくボタン配置も適度な距離があるので操作感は悪くありません。唯一の難点は、ズームレバーがシャッターボタン周囲に配置されレバーも小さめなことです。ズーム時細かなステップアップを要する場合は難しいこともありますが、慣れてしまえば大丈夫でしょう。
 
◎画質
 
  キヤノン独自の映像エンジン「DIGIC III」の効果は絶大で高速処理とともにディテールまでも鮮明に表現する高解像力とメリハリがあり、発色性能もナチュラルで良好です。。画像の破綻も少なく色収差も良好に補正されているのが特長です。A3サイズも余裕でプリントできます。1/1.7型CCD 1200万画素採用のデジタルカメラでは、細かい線が太めに処理されてしまう傾向があるようです。裏技としてシャープネスをマイナスに振り、後処理の画像処理の際、アンシャープマスクで補正すると良い結果が得られるようです。
 
◎まとめ
 
  光学ズーム倍率が3.7倍と従来品よりもアップされましたが、デジスコ適性は前モデルのIXY DIGITAL 1000 とほぼ同等です。ズーム全域でケラレや周辺減光は発生にしくくデジスコ向き他社カメラとの比較では適合性(対スコープメーカー)が一番優秀な成績です。専用カメラブラケットの取り付けや光軸調整にやや難がありますが、カメラ基本性能や連写性能、描写性能などデジスコ用途として現時点では最良のコンパクトデジタルカメラです。デジスコ用カメラとして今後定番カメラとなること間違いなしでしょう。
 
CANON IXY DIGITAL 2000 IS カメラ設定
 
 
 
 
■モードダイヤル … マニュアル(赤いカメラマークとM)
 
 
  ■MENUボタン を押した後順番に設定する項目
 
カメラマーク
 
AFフレーム 中央 (状況に応じてAiAF も有効です)
AFフレームサイズ 小を推奨 (標準でも可。上記、AFフレームで中央の場合設定可能)
デジタルズーム
スローシンクロ
赤目緩和機能
セルフタイマー 特に設定しません
ISOブースター
AF補助光
撮影の確認
レビュー表示 ピント確認
自動カテゴリー
撮影ガイド グリッドライン または 切
手ぶれ補正
日付写し込み 選択できません
ボタン機能登録 露出補正がお勧めです
 
工具マーク
 
消音  (音が気になる時は、入)
音量 工場出荷状態のままです
ホイール表示
液晶の明るさ マイナス側にひとつずらす(白点7個)
節電 オートパワーオフ…切  ディスプレーオフ…3分
エリア設定 家マーク(自宅)は設定済み。飛行機マーク(訪問先)は未設定。
日付/時刻 設定済み
時計表示 5秒
カードの初期化 撮影前、初期化する場合に使用します
画像番号 通し番号
フォルダ作成 工場出荷状態のままです
縦横自動回転
レンズ収納時間 1分
言語 日本語
ビデオ出力方式 NTSC
印刷接続方式 自動
初期設定 工場出荷時の初期状態に戻す時に使用
 
 
  ■ファンクション/セットボタン を押した後順番に設定する項目
 
撮影モード
マニュアル
露出補正
※オススメの露出補正値は、「-1」 です
ホワイトバランス
AWB (天候に合わせて太陽光、くもりもOK)
マイカラー
測光方式
中央部重点平均測光
画質
スーパーファイン
解像度
12M 4000×3000
 
 
 
※スピードライトの設定は発行禁止にしてください
※ISO感度は「80」に設定してください
※連写設定について
  電源を切ると連写設定が解除されてしまいますので、電源投入後は毎回設定してください。
設定方法 → タッチホイール下側の押して連続撮影を選択します。
節電設定でオートパワーオフを切に設定しておくと、電源OFFするまでは記憶されています。
 
◎接続に必要なパーツ類
 
 
スコープや接眼レンズなど光学ユニットへ接続する為には以下のパーツ類が必要となります。
CANON IXY DIGITAL 2000 IS専用
カメラブラケット BR-IXYsu2
・カメラアタッチメント TA-W1
・カプラー TA4シリーズ または TA3Dシリーズ
・デジスコケーブル455US または 605US

その他あると便利なパーツ類は以下の通りです。
・照準器システム DOS-FSB1 または 究具02
・液晶フード HD-2027W または 究具03
 
◎カメラブラケット BR-IXYsu2の装着
 
  【取付け要領】
 
1. レリーズボタン保護パッドの貼り付け
 
1. IXY DIGITAL 2000 IS のシャッターボタンへレリーズボタン保護パッドを貼り付けます。
貼り付ける前にシャッターボタンをよく拭いておくことをお勧めいたします。
 
2. 下部パーツの位置決め
 
1. ブラケットをIXY DIGITAL 2000 ISに取る付ける前に下部パーツの位置決めをします。
写真のように少しフェイス部が出た位置になるようにしキャップボルトで締めて固定してください。
 
3. カメラへの取り付け
 
1. まずは、上部パーツを止めているキャップボルトを緩めます。
IXY DIGITAL 2000 ISのレンズ面が上に向くように置き、写真のようにBR-IXYsu2を取り付けます。
 
2. カメラ固定ネジを取り付けます。
 
3. 上部パーツをカメラ側に押しながらキャップボルトを締め付けて固定します。
 
4. 取り付け位置の調整
 
1. ここからが難しい調整となります。
光軸も同時に調整していきますので慎重に作業をしてください。
 
 
2. カメラの電源を投入しレンズを繰り出します。写真のように真横から見てBR-IXYsu2がレンズに対して直角(取り付け角度90度)になるように取り付けられているか確認します。出ていなければ、上部パーツを止めているキャップボルトとカメラ固定ネジを緩め直角が出るように調整します。調整が完了したら、キャップボルト、カメラ固定ネジをしっかりと締め付けてください。この調整作業はしっかりと調整していないと撮影画像に影響を与えるので、きっちり追い込んで調整してください。
 
3. 次に上下左右方向の調整をしますBR-IXYsu2にカメラアタッチメントTA-W1を取り付けます。
カメラの電源を投入しレンズを繰り出します。TA-W1内部とカメラレンズの隙間が均等になるようにブラケットフェイス部の位置を調整します。
 
≪上下方向≫
ブラケットフェイス部の4箇所のキャップボルトを緩めると上下方向の調整ができます。
 
≪左右方法≫
カメラ固定ネジを緩めると左右方法の調整ができます。
 
4. TA-W1内部とカメラレンズの隙間が均等になったら取り付け位置調整の作業は完了です。
 
5. レリーズステー部の位置調整
 
1. レリーズステーを固定しているキャップボルトを緩めます。
デジスコケーブル455US(または605US)を取り付けてシャッターボタン中央付近が押せる位置になるようにレリーズステーの位置調整を行います。位置決めが完了したら、キャップボルトを締め付けレリーズステー部を固定します。
 
6. 完成
 
以上で作業完了です。
 
◎デジスコ組合せ例
 
 
スコープ、接眼レンズ(アイピース)までの接続方法は以下の組合せ例(図)を参考にしてください。
ご使用のアイピース(接眼レンズ)によって適合するカプラーが変わってきます。カプラー適合表をご参照の上、適合するカプラーをご選択ください。
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_ixy_su2.htm#kapura
 
 
近流光軸調整法
 
  仕事柄、日々多数のBR-IXYsu2の取り付けと光軸調整作業をしていますが、その作業の経験から比較的精度を出しやすく効率的な方法をご紹介します。
 
1)直角は出しやすい
IXY2000ISは曲面ラインの複雑なデザインですが、カメラを仰向けに置いてカメラブラケットBR-IXYsu2を上から置いただけでもレンズの繰り出しに対して直角が出やすいので、ここでの調整はあまり気にしなくても大丈夫です。
 
2)フェイス部の中心出し
まず、下部パーツの位置を決めてカメラネジで固定します。
次に目分量で構わないのでフェイス部のTA-W1取り付け口がレンズに対して中心に来るように調整します。
 
3)ノギスが便利
上部パーツをカメラ側に押し付けるようにしながら固定します。
TA-W1を取り付けカメラ電源を投入しレンズを繰り出します。TA-W1内側とレンズの隙間(上下左右)を「ノギス」で計り隙間が均等になるように調整します。この作業でかなり光軸を追い込めます。
 
4)微調整
最後に実際にスコープへ取り付けて調整をします。
TA4+5,58mm延長リング,Oリング2mmを使用しわざとケラレを大きく出して中央集光やケラレ具合が均等になる位置へ調整していきます。(SUAS機能も有効)
最後に3)の作業を行い隙間がほぼ均等(大きな差がなければOK)であれば光軸調整は完了です。
 
5)個体差
IXY2000ISは、レンズ組み付けやレンズ操出の直進性など個体差が意外と大きいように感じています。公差の範囲だと思うので、それほど神経質にならなくても解像力には影響がないものと思っていますが、どうしても気になる方は、上記調整の際一番使用頻度の高いと思われるズーム位置での調整が有効です。
  ケラレ、周辺減光の発生を確認しやすい空抜け条件を想定しPCの白画面を撮影しました。
(国内、海外メーカーの口径別主要4機種にて検証)
※CANON IXY DIGITAL 2000 IS のズームステップ数は、8ステップ。中間域は5ステップ目を撮影
 
 
検証機材 ワイド端 中間域 テレ端
●スコープ
Nikon ED82
●接眼レンズ
TurboAdapter28XWDA
●アダプター類
TA-W1, TA4+3
SUAS機能にて
約1mmアップ
ケラレ、周辺減光の状況: ワイド端画像四隅に僅かながら周辺減光が感じられますが、極々軽微なもので実際の撮影では全く気がつかないレベルです。ズーム全域でケラレや周辺減光の発生はありません。
 
検証機材 ワイド端 中間域 テレ端
●スコープ
KOWA TSN-774
●接眼レンズ
KOWA TE-17W
●アダプター類
TurboAdapter P2,
TA-W1, TA4+5
SUAS機能にて
約1.5mmアップ
ケラレ、周辺減光の状況: ワイド端画像とテレ端画像の四隅に僅かながら周辺減光が感じられますが、極々軽微なもので実際の撮影では全く気がつかないレベルです。ズーム全域でケラレや周辺減光の発生はありません。
 
検証機材 ワイド端 中間域 テレ端
●スコープ
SOWAROVSKI
STS65HD
●接眼レンズ
SWAROVSKI
30xSW
●アダプター類
TurboAdapter SW1,
TA-W1, TA4+3,
58mm延長リング
ケラレ、周辺減光の状況: ズーム全域でケラレや周辺減光の発生はありません。
 
検証機材 ワイド端 中間域 テレ端
●スコープ
Vixen ジオマII ED52-S
●接眼レンズ
Vixen GLH20D
●アダプター類
TurboAdapter G2,
TA-W1, TA4+5,
Oリング2mm
ケラレ、周辺減光の状況: ワイド端ではケラレ、2ステップ目では僅かに周辺減光が発生します。3ステップ目以降からはケラレや周辺減光の発生はありませんが、テレ端では僅かながら周辺減光が出ます。
 
その他の機種でのケラレ、周辺減光発生状況は、カプラー適合表をご参照ください。
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_w200.htm#kapura
 
  【作例】
 
   
   
 
 
  【作例撮影機材】
 
スコープ KOWA TSN-884 PROMINAR
アイピース KOWA TE-17W
アダプター TurboAdapter P2
カメラ キヤノン IXY DIGITAL 2000 IS
雲台 究具01 ジンバル雲台
三脚 GITZO GT2540 2型4段 6Xカーボン
 
スコープ KOWA TSN-774 PROMINAR
アイピース KOWA TE-17W
アダプター TurboAdapter P2
カメラ キヤノン IXY DIGITAL 2000 IS
雲台 究具01 ジンバル雲台
三脚 ベルボン El Carmagne 635 (脚のみ)
2007年11月16日 DIGISCO.COM 近(こん)